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2023/03/11 16:21

はじめに


私たちのプロジェクトを見ていただきありがとうございます。丸辰製茶の代表の北田英一と申します。私の生まれ育った奈良県東北部は平安時代より続くお茶の栽培が盛んな地域です。特にこの一帯でしか採れない「大和茶」は知る人ぞ知る銘茶として、お茶好きの間では知られています。

しかし京都府宇治に近いこともあり、昔は宇治茶として売られることが多く、誰でも知っているお茶ではありません。今回は地元の名産品である「大和茶」を多くの方に知ってもらい、お茶を飲み慣れない方にも楽しんでもらえるように商品を開発しました。使用している茶葉は目利き歴22年の私が厳選し、自信を持ってお届けするものばかりです。ぜひご賞味ください。


知る人ぞ知る高級茶 『大和茶』とは

宇治茶で有名な京都。そこから南へ40kmほど下った自然豊かな山間部で、隠れた高級茶葉・大和茶が生産されているのはご存じでしょうか?そこは大和高原と呼ばれる朝晩の温度差が激しい奈良県東北部。標高200~500m、平均気温13~15℃、降雨量 1,500mmの山間冷涼地で、日照時間も短く、良質なお茶の生産に適した条件がそろっています。
実は全国屈指のお茶どころ、奈良。江戸時代から京都とともに一大産地として知られています。


大和茶の起こりは大同元年(806年)。弘法大師が唐より茶の種子を持ち帰り、宇陀に播種して製法を伝えられたと言われています。1200年以上の歴史のあるお茶です。寒暖差の激しい自然環境で栽培される大和茶は、すっきりとした風味と、淹れた瞬間からふわっと広がる香りの高さが特徴です。


そんな大和茶は宇治茶として販売されていたこともあるほど、美味しさと品質が認められています。しかし、そのせいもあってか「大和茶」としての知名度はさほど高くありません。私たちは生まれ育った地が育んだ、この素晴らしい大和茶をもっとたくさんの方に知ってもらいたい、飲んでいただきたい。そんな思いから特別に、京都の有名なお茶専門店に卸している茶葉と同じグレードの高品質な大和茶を特別価格にてご用意しました。数に限りがあり心苦しい限りですが、どうぞ大和茶ならではの香り高さと味わいをご堪能ください。

そしてお茶を飲む習慣がない方でも気軽にお飲みいただけるように、ティーバッグの商品を開発しました。こちらもただのティーバッグではなく、ティーバッグの素材から茶葉に至るまで品質を追求した品です。

お茶のスペシャリストである丸辰製茶が自信を持ってお届けする癒しの一杯を、どうぞゆるりとお楽しみください。

心と体に嬉しい お茶の魅力

日本のハイランドティー 大和茶


世界三大銘茶のひとつであるダージリンは飲んだことのある方も多いと思います。ダージリンは東ヒマラヤ山麓に位置するインドの標高2,000mの高地から急峻な谷底に至る斜面に植えられ、日中の直射日光と夜間の低温による寒暖差で発生する霧が独特の味と香りをつくり出す生育環境で栽培されています。
大和茶もそんなダージリンの栽培条件に似ている山間部で育てられており、いわば「日本のハイランドティー」。この厳しい栽培環境は深みのある大和茶を育て、二煎目、三煎目まで美味しく飲むことができます。